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解体工事業者選びでは試掘してくれる業者を選ぼう!地中埋設物対策に重要です
解体工事は建物やブロック塀など、見える部分だけだと思っている人も多いのではないでしょうか。
しかし、実は解体工事をする際、地中から発見された物まで撤去しなければならないケースがあります。
地中埋設物を撤去すると高額な費用がかかることもあり、そもそも解体を開始するまで存在がわからない厄介な物です。
本記事では、地中埋設物の対策に有効な試掘について解説します。
試掘のやり方や注意点も紹介していますので、しっかりと地中埋設物対策したい人はぜひ参考にしてください。
解体工事の試掘とは
解体工事の試掘とは、地上にある物を解体した後、地中埋設物がないか重機で数ヵ所の穴を掘って確かめる作業です。
それでは、どのような物が地中埋設物なのか、なぜ試掘が必要なのかみていきましょう。
地中埋設物とは
地中埋設物とは地中障害物ともいい、土の中に埋まっているゴミです。
地中から出てくるゴミの代表例は、次のとおりです。
- 以前存在していた建物の基礎や瓦
- 土地を固めるために埋めた建築材料の破片
- 不法投棄されたプラスチックや木材などの産業廃棄物
- 使っていない井戸や浄化槽 など
ケースは少ないものの、人や動物の骨が出土するケースもあります。
なお、ブレインフォレストが担当した解体現場からは5件に1件、地中埋設物が発見されています。
地中埋設物は意外に多く発見されると、考えておいたほうがいいでしょう。
地中埋設物の確認には試掘が必要
地中埋設物を確認するには、試掘が不可欠です。
地中には何が埋まっているかわからないため、解体が終わった場所を重機で何ヵ所か掘ります。
そして、掘った後に写真を撮影し、何も見つからなければ土を穴に埋め戻し、地中埋設物が見つかったら施主に報告します。
報告を受けた施主は、地中埋設物を撤去するのか判断し、撤去するなら費用を払わなければなりません。
撤去しないという選択肢もあるものの、残しておくとトラブルに発展するおそれもあります。
地中埋設物がトラブルになりやすい理由
地中埋設物がトラブルになりやすい理由は、次のとおりです。
- 撤去しないと土地売却できない
- 追加費用がかかる
それでは、なぜトラブルになりやすいのか細かくみていきましょう。
撤去しないと土地売却できない
土地を売却する際には、地中埋設物を撤去しなければなりません。
売主は土地を売却するにあたり、契約不適合責任を負います。
契約不適合責任とは、引渡した物が契約書に記載した物よりも劣っていた場合、買主に対して補償しなければならない責任です。
たとえば、契約で地中埋設物がない土地を引渡すとしたのにもかかわらず、引渡しした土地に地中埋設物があった場合、劣った物を買主に渡したとして売主は責任を負わなければなりません。
地中埋設物を撤去し、埋設物がない状態にしてから買主に引渡す必要があります。
追加費用がかかる
地中埋設物を撤去するには、追加で費用がかかります。
建物を解体する前は地中に物が埋まっているかわからず、地中埋設物の撤去費用は見積もりに計上されません。
通常、当初の見積もりには「地中埋設物が発見された場合、別途要見積もり」と記載されています。
地中埋設物は埋まっている物の大きさや重さなどによって費用が異なるため、発見された物によっては撤去費用が高額になります。
解体工事の流れと試掘
試掘を進めるには、まず解体工事を終わらせる必要があります。
ここからは、解体工事から試掘までの流れと試掘のやり方、注意点について解説します。
解体工事の流れ
解体工事は、次の流れで進めます。
- 足場と養生シート設置
- 内装解体
- 躯体解体
- 基礎解体
- 分別搬出
- 試掘
- 整地
いきなり建物を壊すわけにはいかず、足場や養生シートを設置して準備します。
そして、内部から壊し、次に建物を解体して最後に基礎を解体します。
解体は建物を壊して終わりではなく、解体したゴミを産業廃棄物として分別して処理しなければなりません。
解体現場からゴミを撤去したら、ようやく試掘に移れます。
試掘が終わったら、掘ってできた穴を埋め整地して解体工事は完了です。
試掘のやり方
試掘のやり方は、解体業者によって異なります。
ブレインフォレストの場合は、敷地内の数ヵ所、それぞれ1.5mくらい重機で掘削します。
解体工事の工程のひとつとして試掘しますので、解体の後工程に影響が出ません。
試掘は、別途費用という解体業者もいるため注意しましょう。
試掘の注意点
試掘する際には、必ず写真を撮影して記録を残しましょう。
質の悪い解体業者の場合、試掘して何も出なかった穴にわざとゴミを入れ、地中埋設物の撤去費用を請求してくるケースがあります。
また見つかった埋設物を勝手に処分し、「処分費がこれだけかかったので支払ってください」と一方的に請求されるケースも見られます。
しかし、解体業者が自ら試掘の写真を撮影し、記録を提出してくれる信頼できる会社なら安心して任せられます。
解体工事ならブレインフォレストにお任せください
当社は解体工事を実施するときに整地前に試掘したうえで、写真撮影して提出し記録として残すため、土地売却の際にも安心してご利用いただけます。
丁寧な施工と納得できる価格で支持をいただき、創業9年で8,000件以上も工事させていただいています。
当社の経営理念は「らしからぬの追求」です。
【解体屋らしからぬ解体屋】をブランドフレーズに業界のイメージを変えたい一心で取り組んでいます。
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まずは解体の見積もりのご依頼をお待ちしております。
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