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解体工事のトラブルについて回避方法や対処方法をポイント解説!
解体工事を行うときにはトラブルが発生することもあります。
しかし、ほとんどのトラブルはトラブルの実例を知っていれば回避できるものばかりです。
そのため、解体をするときはトラブルの実例を理解してから行うとよいでしましょう。
本記事では解体で起こりえるトラブルを21事例解説します。
トラブル事例に加え対処法やトラブルが起きたときの相談先についても解説しますので、解体をするときの参考としてください。
注文者と近隣との間で生じるトラブルについて
最初に紹介するのは、注文者と近隣との間で生じるトラブルです。
注文者と近隣との間で起きるトラブルを、解体工事前、工事中に分けて解説します。
解体工事前に発生するトラブル
解体工事前に発生する近隣とのトラブルは以下の通りです。
これらのケース事例と対処法を解説します。
【ケース①近隣への事前挨拶や立ち入り許可がない】
解体は振動や騒音、粉じんを発生させるため、近隣に挨拶をきちんとしていないとトラブルになります。
また、解体工事をするときには隣地に立ち入り、工事をする場合があります。
しかし、隣地立ち入り許可を取らずに工事を解体してしまうケースがあることには注意しなければなりません。
・ケース①の対処法
挨拶については解体業者が工事前にしているだろうとは思い込まず、解体業者とともに注文者も近隣挨拶をすることで対処します。
近隣挨拶では工事期間や工事時間、振動が起こりやすい時間などを近隣に説明しておきましょう。
【ケース②ずさんな養生や足場の設置】
解体工事をするときには粉じん飛散防止のために養生を設置したり、解体するための足場を組みます。
しかし、想像していたよりも低品質な養生などを設置する解体業者がいます。
ボロボロの養生シートや木材で足場を設置すると、近隣クレームに発展する恐れがあるので注意が必要です。
・ケース②の対処法
低品質な養生をされないためには、解体見積もりで養生費を確認しましょう。
養生費が相場に比べて安い場合、低品質な養生などをする可能性があります。
もし養生費が安い場合は、解体業者にどのような養生をするのか確認する必要があります。
解体工事中に発生するトラブル
解体工事中に発生する近隣とのトラブルは以下の通りです。
これらのケース事例と対処法を解説します。
【ケース①騒音や振動】
解体工事でもっとも起きやすいトラブルが、解体工事中の騒音や振動トラブルです。
近隣挨拶で工事時間を伝えていなかったり、予定工事時間よりも早く・遅く工事する場合には高い確率でトラブルになります。
・ケース①の対処法
騒音・振動でのトラブルを抑えるには、近隣に丁寧に挨拶し工事内容も正確に伝えることが必要です。
また、解体業者にも工事時間以外の工事はしないようにはっきりと伝えておきましょう。
【ケース②粉じん】
解体工事を行うと粉じんが発生し近隣の住宅や車、洗濯物などを汚すため、建物の養生をしたり車の養生をしたりします。
しかし、これらの養生を怠った結果、トラブルに発展してしまいます。
・ケース②の対処法
養生は解体する建物だけではなく、近隣の車が汚れないようシートなどで養生するか解体業者に確認しましょう。
養生は解体する建物だけでは不十分な場合があります。
【ケース③隣家の損傷】
養生の倒壊や重機の操作ミスにより、隣家に損傷を与えてしまうことがあります。
隣家への損傷は大きなトラブルに発展します。
・ケース③の対処法
万が一のときに備え、解体業者が損害賠償保険に入っているかを確認しましょう。
損害賠償保険の内容まで確認しておけば、より安心して解体を任せられます。
【ケース④隣家の敷地の無断使用】
質の低い解体業者の場合、隣家の敷地を無断で使用することがあります。
解体する建物によっては隣家の敷地を使い解体することもあり、その場合は事前に借地許可を取得します。
・ケース④の対処法
隣家から借地の許可を取得しているかどうか自分で確認しましょう。
解体業者に任せきっていると借地の許可を取っているか確認しなくなってしまうケースも出てきてしまいます。
【ケース⑤近隣の所有物を破損】
解体時に壊してしまうものは隣家だけではありません。
近隣の車や塀、雨どいなど解体現場から近い動産や工作物を壊してしまう恐れがあります。
・ケース⑤の対処法
③と同じく、解体業者が損害賠償保険に加入しているか工事前に確認しましょう。
【ケース⑥工事車両の駐車場所】
解体工事をするときには重機や運搬車、作業員の移動車など多くの車両が解体現場に来ます。
この車両を路上などに停車することにより、近隣トラブルに発展してしまいます。
・ケース⑥の対処法
車両は近隣のコインパーキングを利用させたり、解体現場の敷地に駐車させたりしましょう。
路上駐車していないか注文者が随時確認することも大切です。
【ケース⑦作業員のマナー】
人によっては喫煙しながら解体作業をしたり、駐車車両をずっとアイドリングしたままにしたりしてしまう作業員がいます。
近隣に不快感を与えるような行動されるとクレームになってしまいます。
・ケース⑦の対処法
作業員の身だしなみや言葉遣いで従業員のマナーの高さがわかります。
近隣などのクレーム防止に努めている解体業者なら、従業員の身だしなみなどもきっちりと管理しているはずです。
【ケース⑧公共物の破損】
解体中に破損させてしまうのは私物だけではなく公共物の場合もあります。
たとえば、道路の標識や道路の側溝などが解体中に破損しやすい場所です。
公共物が破損した場合も解体業者が責任を負わなければなりません。
・ケース⑧の対処法
破損したものが公共物だとしても補修しなければいけません。
そのためこのケースでも、損害賠償保険に加入しているのか確認しておく必要があります。
解体業者との間で生じるトラブルについて
次は注文者と解体業者との間で生じるトラブルです。
注文者と解体業者との間で起きるトラブルを、解体工事前、工事中、工事後に分けて解説します。
解体工事前に発生するトラブル
解体工事前に発生する解体業者とのトラブルは以下の通りです。
これらのケース事例と対処法を解説します。
【ケース①解体工事業許可を受けていない】
解体を行うときには建設業許可(建築工事業や解体工事業などのいずれか1つ)か、解体工事業登録をしておく必要があります。
認可を受けていない解体業者が解体すると違法行為に該当してしまいます。
・ケース①の対処法
認可を受けているかどうかは、解体業者のホームページを確認したり、認可している自治体に確認すればわかります。
【ケース②解体に掛かる費用総額を明示しない】
解体工事をするときに費用総額が明示されないまま、解体工事を始めてしまうと解体費用支払いするときにトラブルになってしまいます。
・ケース②の対処法
費用総額を明示してこない場合は、費用総額を明示するように解体業者に伝えましょう。
明示をお願いしても明示しない解体業者を利用すべきではありません。
【ケース③損害賠償保険への未加入】
解体業者が損害賠償保険に加入せず起こした損失は、解体業者が責任を負いますが発注者にも責任が発生してしまいます。
・ケース③の対処法
解体を始める前に必ず損害賠償保険に加入しているか解体業者に確認しましょう。
隣家の破損などは大きな損害になるため、保険加入の有無は必ず確認しておく必要があります。
解体工事中に発生するトラブル
解体工事中に発生する解体業者とのトラブルは以下の通りです。
これらのケース事例と対処法を解説します。
【ケース①アスベストの処理が不適切】
アスベストがある建物を解体するときには、適切な処理を行う必要があります。
各種届け出や処理方法などが定められていますが、費用を浮かすためにアスベストを適切に処理しない解体業者がいます。
・ケース①の対処法
アスベスト処理をするには作業のレベルに応じ、所轄の労働基準監督署長や地方自治体、都道府県知事へ届け出をしなければいけません。
そのため、届け出が提出されているか各自治体で確認できます。
【ケース②解体工事の工期遅延】
台風などの自然災害で工期が遅延することもあります。
しかし、場合によっては解体業者の都合で勝手に工期を遅延させることもあります。
解体後に新築工事をするなど予定がある場合、遅延により損害が出てしまうケースもあります。
・ケース②の対処法
解体業者に対して工期通り進んでいるのか確認しつつ進めていきましょう。
密に連絡を取っていれば防げるトラブルです。
【ケース③追加費用の請求】
解体工事をしていると地中埋設物が見つかったり不測の自体が起こり、追加工事が発生してしまうケースもあります。
追加工事が発生したときには追加工事をするか注文者に確認しないといけないのにもかかわらず、解体業者が勝手に追加工事を行ってしまうこともあります。
・ケース③の対処法
追加工事が本当に必要なのか解体現場を確認することが重要です。
本当に追加工事が必要な状況なのか確認しましょう。
【ケース④解体工事の放棄】
まれなケースとして解体工事を放棄する解体業者がいます。
工事完了前に解体費用を全額要求してくるような解体業者には要注意です。
・ケース④の対処法
解体工事が完了していないのにも関わらず、解体費用を全額払うのはやめておきましょう。
万が一解体工事を放棄されたら弁護士などに相談しましょう。
解体工事後に発生するトラブル
解体工事後に発生する解体業者とのトラブルは以下の通りです。
これらのケース事例と対処法を解説します。
【ケース①整地作業がずさん】
解体工事は建物・工作物を解体した後、細かいゴミが土地に残ったり土地に凹凸が出たりします。
それをきれいに清掃したり、整地したりして解体工事は完了します。
しかし、整地作業まで行わない解体業者もあります。
・ケース①の対処法
建物解体後に解体現場を確認し、整地作業まで終わっていることを確認してから解体費用を払うようにしましょう。
【ケース②解体工事範囲の認識のズレ】
解体をするときには残すものと壊すものを分けるときがあります。
しかし、工事範囲の認識のズレにより残してほしいものを壊されてしまうケースが後を絶ちません。
・ケース②の対処法
認識範囲のズレを防ぐには工事範囲を契約書などに明記し、解体業者とコミュニケーションを取ることにより防止します。
【ケース③追加費用の請求】
解体が終わってから解体建物が予想より大きかったとか、建物内の残存物処分が予想より多かったなど追加費用を請求されるケースがあります。
・ケース③の対処法
追加費用が発生する場合、事前に発注者に連絡するなど契約書に明記しておくようにしましょう。
また、追加工事の費用まであらかじめ決めておけるとなおよいです。
【ケース④建物取り壊し証明書を発行してもらえない】
建物解体し滅失登記をするときには建物取り壊し証明書が必要になります。
建物取毀し証明書は解体業者が発行する書類です。
しかし、まれに発行してくれない解体業者がいます。
・ケース④の対処法
建物解体前に解体後、建物取り壊し証明書を発行してくれるのか解体業者に確認しましょう。
契約書に解体後には建物取り壊し証明書を発行するという条文を入れておくのもよいでしょう。
解体業者を選ぶ際にチェックリストまとめ
解体工事するときには様々なポイントをチェックしなければなりません。
しかし、チェックポイントをすべて把握するのは困難です。
そのため、本章ではチェックすべきポイントを表にまとめました。
チェック項目 | チェック欄 |
---|---|
解体工事の実績がしっかりとあるか | |
会社の住所やWebサイトがきちんとあるか | |
損害賠償保険に加入しているか | |
解体工事に関する許可証一式を確認させてもらえるか | |
口頭ではなく書面で契約を交わせるか | |
近隣への挨拶やトラブル対応への対策はどのように行っているか | |
地中障害物を含め、追加工事は事前に確認をしてもらえるか | |
建物取り壊し証明書は発行してもらえるか | |
マニフェストは確認させてもらえるか |
もしもトラブルにあった場合には
解体工事をするときに注意をしていてもトラブルに巻き込まれることがあります。
それでは実際にトラブルにあってしまった場合はどうすればよいのでしょうか。
本章ではもしトラブルにあったときの相談先を紹介します。
弁護士に相談する
トラブルにあったときには弁護士に相談するのがもっともよい方法です。
弁護士は法律のプロであるため、どのような対応をしたらよいのか相談に乗ってくれます。
ただし、弁護士にも得意分野や不得意分野があるため、相談するときには建設業に詳しい弁護士かどうか確認しておきましょう。
消費者センターに相談する
弁護士にトラブル解決を依頼すると費用がかかるため、無料で相談したい場合は消費者センターに問い合わせしましょう。
消費者センターは消費者に関するトラブル相談を受け付けており、各自治体に窓口が設置されています。
ブレインフォレストでは解体工事に伴うトラブルがないよう未然に徹底対応いたします!
当社は丁寧な施工と納得できる価格で支持をいただき、創業8年で7,000件以上の工事をさせていただいています。
これは解体工事に伴うトラブルがないよう未然に徹底対応している結果だと思っております。
トラブル防止対策を徹底した上で、ご納得いただけるお見積もりを提示いたしますのでお気軽にご相談ください。
当社の経営理念は「らしからぬの追求」です。
【解体屋らしからぬ解体屋】をブランドフレーズに業界のイメージを変えたい一心で取り組んでいます。
らしからぬの定義
1.超凡事徹底
2. 期待以上の価値の提供
3. 業界に捉われない挑戦
解体屋らしからぬ解体屋として質の高い仕事内容を提供しております。
まずは解体の見積もりのご依頼をお待ちしております。
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