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狭小地の解体費用が高くなる理由と解体業者の選び方
「狭小地の建物解体はなぜ高くなるの?」「狭小地の建物解体時にはどの解体業者を選べばいいの?」というように、狭小地の建物解体について悩んでいる人も多いことでしょう。
狭小地の建物は解体が難しいため、狭小地が得意な解体業者に依頼しなければなりません。
本記事では狭小地の解体費用が高くなる理由、狭小地の解体業者の選び方について解説します。
狭小地の建物解体に悩んでいる人は、ぜひ参考にしてください。
狭小地について
狭小地の解体費用の解説に入る前に、まず狭小地について説明していきます。
狭小地の内容を理解すれば、自分が解体を予定している土地が狭小地なのか判断できます。
狭小地とは
一般的に狭小地とは「15坪〜20坪程度の面積」の土地を指します。
ただし、狭小地に明確な定義はありません。
土地の形状は狭小地に関係なく、正方形でも三角形でも面積が狭ければ狭小地といいます。
狭小地が多い地域
狭小地は、一般的に人口密度の高い都市部に集中しています。
都市部では土地が足らない上に需要が高いため、土地が細切れになってしまいます。
15坪~20坪程度あれば住宅が建築できることも、都市部で狭小地が増える理由です。
都市部では外壁が耐火構造になっている場合、隣地との隙間を空けずに建築できる地域があるからです。
狭小地の解体費用が高くなる理由
狭小地がどのような土地なのか解説したところで、次に狭小地の解体費用が高くなる理由について説明していきます。
狭小地の解体費用が高くなる理由は、次のとおりです。
- 重機が入れず手壊しになる
- トラックが入れず廃材が手運びになる
- 隣家が近いと工事が難しい
各項目がなぜ解体費用が高くなる要因となるのか解説します。
重機が入れず手壊しになる
狭小地の建物解体では重機が入れず、手壊しになるケースもあります。
手壊しになると、重機で建物を解体するよりも解体費用が高額になってしまいます。
職人が手で壊すのには時間がかかり、人件費が増えてしまうからです。
トラックが入れず廃材が手運びになる
狭小地ではトラックが入れず、廃材を手運びでトラックに積み込みしなければなりません。
トラックに廃材を積み込むのは相当な労力であり、時間もかかってしまいます。
また、手運びしている最中は、トラックをどこかに駐車しておかなければならず駐車料金も必要です。
トラックが解体現場に入れないと人件費、駐車場料金がかかり費用が上がってしまいます。
隣家が近いと工事が難しい
隣家が近いと工事が難しく、解体費用が上がってしまいます。
狭小地でも重機が入ったり、トラックが入ったりできるケースはあるものの、隣家が近すぎると重機で建物をすべて解体できず、廃材運搬にも気を使わなければいけません。
重機では繊細な解体ができず、隣家の近くは手壊しとなってしまいます。
また、隣地に近い場所にしかトラックが置けない場合、重機で廃材と詰め込むと隣家に当たってしまうケースもあります。
このような理由があり、隣家が近いだけで解体費用が高くなるため注意しなければなりません。
手壊しについて
狭小地の建物を解体する場合、手壊しをしなければならないケースがほとんどです。
それでは手壊しとは、どのような作業のことをいうのでしょうか。
ここからは、手壊しに関する内容を解説します。
手壊しとは
手壊しとは、その名のとおり、解体現場の作業員が重機を利用せずに人力で壊していく方法です。
手壊しでは主にバールやかじなどの道具を使います。
手壊しすれば重機ではできない繊細な工事ができ、音や振動を抑えることが可能です。
手壊しが高くなる理由
手壊しは繊細な工事ができる反面、解体費用が高くなってしまいます。
手壊しで建物解体をする場合、重機と違い解体作業に時間がかかってしまいます。
解体に時間がかかると工事日数が増えてその分の人件費が増え、費用が高くなってしまうわけです。
狭小地の解体業者の選び方
狭小地では解体費用が上がってしまうため、狭小地が得意な解体業者に依頼して費用を抑えることが大切です。
また、狭小地での解体工事は狭い場所で工事することもあり、一般の解体現場よりも周辺に配慮しなければなりません。
そのため、費用面から見ても、近隣の安全面から見ても狭小地を得意とする解体業者に解体を依頼する必要があります。
ここからは、狭小地の建物解体を依頼すべき解体業者の選び方について解説します。
狭小地の解体経験が豊富な解体業者を選ぶ
狭小地の解体をする際には、狭小地の解体経験が豊富な解体業者を選択しましょう。
狭小地の解体経験が豊富な解体業者は、近隣への配慮の仕方、コストダウンの方法を熟知しています。
狭小地の解体が得意かどうかは、都市部の解体工事を多くおこなっている業者かどうか確認するとよいでしょう。
都市部には狭小地が多く存在しており、都市部の解体実績が多ければ狭小地の取り扱いも自然と多くなるからです。
都市部の解体工事実績があるかどうかは、解体業者の解体実績の住所地を確認すればわかります。
近隣挨拶や苦情対応がしっかりした解体業者を選ぶ
狭小地の建物解体をする場合は、近隣挨拶や苦情対応をしっかりとおこなってくれる解体業者を選びましょう。
狭小地の建物を解体するときには、近隣建物が近い位置にあり、振動や騒音が伝わりやすくなってしまいます。
振動や騒音が伝わりやすい位置に近隣住民が住んでいるとクレームになりやすく、しっかりと近隣挨拶をして苦情の発生を防止しなければなりません。
また、クレームが発生したときに、発生直後に対応することも大切です。
クレームが発生してすぐに対応すると、不満が大きくなる前に対処できるからです。
狭小地の建物解体を依頼するのであれば、ホームページに近隣挨拶・苦情対応をしっかりおこなうと明記している解体業者を選択しましょう。
家屋調査に対応できる解体業者を選ぶ
狭小地の建物を解体する際には、必ず家屋調査に対応できる解体業者を選びましょう。
解体時における家屋調査とは、近隣の建物の記録をすることで解体工事の影響でキズができたかどうかを確認するための調査・記録です。
狭小地の建物解体は近隣の建物に影響を与えやすく、ときには重機が当たってしまい建物を損傷させてしまうケースもあります。
近隣建物を損傷させた場合、解体業者が補修したり損害賠償したりするものの、まずは近隣建物に付いたキズが解体により発生したキズなのかが問題になります。
解体で付いたキズかどうか判断するには、解体開始直前の近隣建物の状態を記録しておかなければわかりません。
家屋調査は解体業者によって実施してくれないところもあるため、狭小地の建物解体を依頼するときは、無用なトラブルを回避するためにも家屋調査を実施してくれるか確認しましょう。
ガードマンの配置など適切な安全対策ができる解体業者を選ぶ
狭小地の建物を解体するときには、ガードマンの配置など適切な安全対策ができる解体業者を選びましょう。
狭小地は都市部に多く、交通量の多い道路や幅員の狭い道路に接しているケースが多くあります。
交通量の多い道路などに解体関係者の車両を駐車すると、渋滞や事故が発生するおそれがあります。
渋滞や事故は大きなクレームに発展するため、ガードマンを適切な数、位置に配置しなければなりません。
しかし、解体業者によっては費用を浮かすことを目的に、ガードマンを設置しないことがあります。
解体業者を選ぶときにはガードマンを適切に配置しているかどうか、見積もりを精査し確認しておきましょう。
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もちろん、狭小地の建物を解体するときには、近隣挨拶・苦情対応、家屋調査など必要な対策を講じています。
狭小地の解体工事の実績も豊富にありますので、安心して解体工事をおこないたい方はお気軽にお問い合わせください。
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