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外構解体の注意点を解説!庭石、池、井戸、植栽などの解体・撤去工事について
建物を解体するときに外構もあわせて解体しますが、外構解体費用は安く済むと思っている方もいるのではないでしょうか。
実は外構によっては、かなりの解体費用がかかるため、注意しなければなりません。
本記事では外構とは何か、外構解体の注意点、解体工事で費用が高くなりがちな外構について解説していきます。
外構を含めた建物解体を考えている方は、記事をぜひ参考にしてください。
外構解体に含まれるもの
外構と一言でいっても、多くの構造物があります。
外構解体をするときには、どの構造物が外構にあたるのか理解しておく必要があります。
どのようなものが外構にあたるのか理解しておけば、解体工事をするときに費用が高くなりそうかどうか判断することが可能です。
それでは、外構とは何か、どのようなものが外構にあたるのかみていきましょう。
外構とは
外構とは、人が生活・仕事などをして常駐するような建物以外、すべての構造物のことです。
つまり、一戸建てであれば、居住用建物以外、敷地にあるすべての構造物が外構ということになります。
主な外構は、次のとおりです。
- 門柱・門扉
- コンクリートの駐車場スペース
- カーポート
- ブロックフェンス
- アルミフェンス
- ウッドデッキ
- 垣根 など
ここで挙げたものはごく一部であり、外構には多くの種類があります。
外構は大きさや長さ、解体のしやすさによって解体費用が変わってきます。
建物は大きさや構造によって解体費用目安が計算しやすいものの、外構は解体現場によって大きく異なるため、外構解体するときには解体業者から見積もりを取得しましょう。
外構でよく解体されるもの
次に挙げる外構は一戸建てに付属していることが多く、よく解体される外構物です。
- ブロック塀
- フェンス
- 門
- 庭石
- 池
上記の外構は更地にするときに解体されるだけではなく、敷地のエクステリア工事をするときや、建物の建て替え工事のときにも解体されます。
このように上記の外構は解体する機会が多いため、各種工事をおこなうときに外構解体費用がかかることを理解しておくことが大切です。
外構解体の注意点
外構解体をするときには、注意しておかなければならないことがあります。
具体的には、次の2点に注意しなければなりません。
- ガス管などを破損しないように注意する
- 塀を壊すときは敷地境界線に注意する
どちらも外構解体のときに注意しておかないと、大きなトラブルに巻き込まれる内容です。
無用なトラブルを起こさないよう、外構解体のときにはきちんと解体業者へ指示しなければなりません。
それでは、2つの注意点を詳しくみていきましょう。
ガス管などを破損しないように注意する
外構解体をするときには、ガス管や水道管などを破損しないように注意しなければなりません。
建物でガスや水道を利用している場合、道路から配管を引き込んで建物に通しています。
場合によっては、外構の下にガス管や水道管が通っていることもあります。
配管があることを知らずに重機で外構を壊してしまうと、地中の配管を壊してしまい大きな損害を出してしまうかもしれません。
配管を壊さないようにするには、配管の経路が分かる図面を用意し、解体業者に見せるとよいでしょう。
ガス管は利用している都市ガス会社、上下水道菅は自治体の上下水道局にて配管図面を取得することが可能です。
配管経路が分かれば、配管を傷めないように外構解体を進められます。
塀を壊すときは敷地境界線に注意する
塀を壊すときには、敷地境界線に注意しなければなりません。
ブロック塀は隣地との敷地境界線の役割をしているケースがあります。
ブロック塀に十字の印の付いた鋲が埋め込んである場合は、境界線の役割を果たしている可能性が高いといえます。
十字の鋲は境界標であるため、境界標のあるブロック塀を壊してしまうと、隣地との境界トラブルに発展するケースがあるため注意しなければなりません。
また、境界線上にまたがって建築されているブロック塀は、隣地との共有ブロック塀の可能性もあります。
当然ながら、共有のブロック塀を勝手に壊すことはできず、共有のブロック塀を壊すには隣地の許可が必要です。
隣地とのブロック塀を壊すときには、ブロック塀を壊すことを隣地に伝えてトラブルを防止しましょう。
費用が高くなりがちな外構物
外構によっては解体するときには、費用が高くなりがちな外構物の存在を確認しておくことが大切です。
費用が高くなりがちな外構物は、次のとおりです。
- 庭石
- 池
- 井戸
上記の外構物が多くある場合は、解体業者から早めに見積もりを取得しておきましょう。
庭石
庭石は大きさや重量によって撤去費用が高額になるため、注意しなければなりません。
庭石の撤去費用は人力で処分できるものは、重機を利用しなければ処分できないものによって費用が大きく変わります。
人力で処分できる庭石であれば、よほど多量ではない限り高額になりにくいですが、問題は重機で撤去しなければならないケースです。
石には比重があり、石の種類によっては同じ量でも水の何倍もの重さになり、とくに大理石は重く水の3倍程度の重さになります。
庭石を撤去するときには重さで費用を計算するため、数トンもある庭石になると石1個でも数万円~10数万円になることも珍しくありません。
池
池を撤去し埋め戻す場合、費用が高額になりがちです。
池の撤去は水を抜くだけでよいわけではなく、埋め戻して地盤をならす必要があります。
地盤を埋め戻すのも土を盛るだけでなく、しっかりと地盤を固めなければなりません。
もし埋め戻した場所に建物や構造物を建築するときには、地盤補強しなければならないケースもあります。
埋め戻し後の補強工事や池の大きさにもよりますが、池の撤去工事には20万円前後かかることもあります。
井戸
井戸は深さや穴の口径の大きさによっては、かなりの費用になってしまいます。
井戸を埋めるときは土だけを流すのではなく、コンクリートやレンガ、リサイクル砕石などを使用します。
埋め戻すときには重機や工具が必要であるため、埋め戻し費用だけで10万円前後支払わなければなりません。
また、井戸はお祓いして埋め戻すことが多く、お祓い費用として3~10万円程度追加されます。
上記の金額は井戸1ヵ所の費用であるため、敷地内に井戸が数ヵ所ある場合は数に応じて費用が増えていきます。
整地
整地は特別高い費用ではありませんが、忘れられがちであるため、外構解体をするときには費用をきちんとみておきましょう。
整地費用は一般的に㎡単価で計算され、1㎡あたり500円前後といわれています。
しかし、この金額は庭木や石の撤去がない場合であり、整地する場所に多くの庭木や石があったときには別途費用が必要です。
また、傾斜がある土地を整地するときは、平坦な土地を整地するよりもお金がかかります。
敷地が傾斜している場合は、解体業者に整地費用を見積もりしてもらっておいたほうがよいでしょう。
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エクステリア工事や建物の建て替え工事をする際には、お気軽に外構解体の見積もりをご依頼ください。
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