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一戸建て住宅の解体費用は?安く抑えるコツとメリット・デメリットをご紹介!
一戸建て住宅を解体するときには、解体費用がかかります。
しかし、所有している一戸建て住宅の解体に費用がどのくらいかかるのか知らない方が多いのではないでしょうか。
解体費用は解体する建物構造や建物の立地などにより価格が変動します。
そのため、あらかじめどの程度解体費用がかかるのかを知っておくことが重要です。
本記事では一戸建て住宅の解体費用の目安や解体するメリット・デメリット、解体費用を安く抑えるコツなどを解説します。
記事を最後まで読み進めていただければ、一戸建て住宅解体の知識が得られ、実際に一戸建て住宅を解体するときに役に立つことでしょう。
解体費用の基本構成を知っておこう!
建物を解体するときには解体費用がかかります。
解体費用は解体にかかる費用の総称のことであり、解体費用を構成する各項目の内容を理解しておかなければなりません。
各費用項目の内容が理解できれば、見積もりや請負契約の内容を確認ミスが起きにくくなります。
本章では解体費用の基本構成している項目を紹介します。
養生費
養生費とは、解体するときに飛散するホコリを防止するためのネットなどの設置費用です。
その他にも仮設トイレやトラック進入用の養生鉄板敷設の費用が含まれます。
また、養生費は仮設工事費とも呼びます。
解体人件費
解体するときには作業員が必要になるため作業員の人件費を払わなければなりません。
人件費は解体する建物の大きさや工事期間などに影響を受けます。
建物が大きくなるほど、工事期間が短くなるほど解体人件費は高くなる傾向があります。
重機使用料
解体のために重機を使用すると重機使用料がかかります。
重機使用料には重機のリース代や重機作業員代、重機運搬費などがかかります。
廃棄物処分費
解体をすると建物の木材や鉄、コンクリートなど多くのゴミがでるため、ゴミの処分費用として廃棄物処分費がかかります。
廃棄物処分は建設リサイクル法により、細かく分別して処分しなければなりません。
そのため、廃棄物処分には手間がかかり費用も高くなります。
一戸建て住宅解体にかかる費用相場
建物を解体するときには、建物の構造により解体費用が変動します。
たとえば木造と鉄骨造では解体費用が違うということです。
本章では参考として、一戸建て住宅の構造別の解体費用目安を紹介します。
木造の場合
木造の一戸建て住宅を解体する目安は次の表の通りです。
解体費坪単価 | 30坪の建物の解体費用目安 | |
一般的な目安 | 3~5万円/坪 | 90~150万円 |
ブレインフォレストで解体した場合 | 2.5~4万円/坪 | 75~120万円 |
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鉄骨造の場合
鉄骨造の一戸建て住宅を解体する目安は次の表の通りです。
解体費坪単価 | 30坪の建物の解体費用目安 | |
一般的な目安 | 5~7万円/坪 | 150~210万円 |
ブレインフォレストで解体した場合 | 2.5~5万円/坪 | 75~150万円 |
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RC造の場合
RC造(鉄筋コンクリート造)の一戸建て住宅を解体する目安は次の表の通りです。
解体費坪単価 | 30坪の建物の解体費用目安 | |
一般的な目安 | 6~8万円/坪 | 180~240万円 |
ブレインフォレストで解体した場合 | 3.5~5万円/坪 | 105~150万円 |
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解体費用が高くなるケース
建物構造以外にも解体費用に影響を与える項目があります。
本章ではどのような項目が解体費用に影響し、解体費用が高くなってしまうのかを解説します。
産業廃棄物処理施設から遠い
建物を解体すると多くのゴミが発生し、ゴミを産業廃棄物処理施設へ運搬します。
そのため、解体現場から産業廃棄物処理施設までの距離が遠いと、運搬に必要な燃料費が上がってしまいます。
また、ゴミを1台の運搬車が1往復で捨てられるとは限りません。
もし数台の運搬車を何往復か産業廃棄物処理施設へ運ぶ必要があるなら、かなりの燃料費を必要としてしまいます。
重機が搬入できず手解体になる
建物を解体するときには重機で壊します。
しかし、解体する建物によっては重機が入らず、手解体で建物を壊さなければなりません。
手解体は重機解体に比べると、手間や時間がかかり工事の難易度も上昇します。
そのため、手解体は重機解体よりも解体費用が高くなります。
隣接する土地との距離が近い
隣接する土地と解体する建物が近距離にある場合、隣接地に影響がないように工事します。
しかし、隣接地に影響がないように工事するためには、一部を手解体にしたり人件費の高い経験豊かな作業員に作業をさせたりしなければなりません。
そのため、隣接地が近いほど解体費用は高くなります。
特殊な工事の発生
解体費用が高くなる特殊な工事として代表的な工事は次の工事です。
- アスベスト解体工事
- 地中埋設物撤去工事
アスベストは解体するときに飛散し、体内に入り込むと人体に悪影響を与えてしまいます。
そのため、アスベスト解体工事をするときには、アスベストが飛散しないように建物を覆うなどの対策をします。
アスベストは様々な形で2000年代半ばまで使用されていました。
アスベスト対策にはかなりの費用がかかるため注意が必要です。
また、基礎や杭、ガラ(産業廃棄物や建設廃材の総称)が解体中に地中から出てくることがあります。
これらの地中埋設物は地中から取り出すにも捨てるにも費用がかかります。
解体費用が安くなるケース
前章では解体費用が高くなるケースを紹介しました。
高くなるケースだけでなく、解体費用が安くなるケースもあります。
産業廃棄物処理施設から近い
産業廃棄物処理場から解体現場が近い場合、運搬費用が抑えられます。
そのため、産業廃棄物処理場に近いほど解体費用が安くなります。
広い土地に建っている建物の解体
解体現場が広い土地で重機や作業員の車を敷地内に配置できる場合は、解体費用が安くなります。
ただし、土地が広くても重機が通れないような道しかない場合は、逆に解体費用が高くなるため注意しましょう。
住宅解体のメリット・デメリット
住宅を解体した場合メリットだけでなく、デメリットも発生します。
解体するときにはメリットとデメリットを理解したうえで解体しましょう。
本章では住宅解体をしたときのメリット・デメリットを解説します。
住宅解体のメリット
住宅を解体することにはメリットがあります。
具体的なメリットは次の通りです。
- 空き家の老朽化による被害を防ぐ
- 土地の売却がしやすい
- 土地を有効活用できる
住宅を解体するメリットの詳細を解説していきます。
【メリット1:空き家の老朽化による被害を防ぐ】
住宅を解体することにより空き家の老朽化を防げます。
空き家になると老朽化が一気に進み、建物・塀の倒壊や樋の落下などが発生しやすくなります。
倒壊など起きてしまうと人命に関わるため、非常に危険です。
【メリット2:土地の売却がしやすい】
住宅を解体すると見た目や雰囲気が良くなるため、土地の売却がスムーズに進みます。
なかなか売却できない古家付土地の建物を解体して売却活動をするのは、不動産会社がよく利用する方法です。
【メリット3:土地を有効活用できる】
住宅を取り壊せば土地を貸したり、アパートやマンションを建築したりして活用できます。
古家をそのまま残して貸す方法もありますが、古家は賃料が安くあまり良い活用方法ではありません。
住宅解体のデメリット
住宅を解体することにはデメリットもあります。
具体的なデメリットは次の通りです。
- 解体費用がかかる
- 固定資産税など税金が高くなる
- 再建築不可になる場合がある
住宅を解体するデメリットの詳細を解説していきます
【デメリット1:解体費用がかかる】
住宅を解体するときには、解体費用がかかります。
費用がかかるのは当たり前かもしれませんが、お金が減ってしまうことはデメリットです。
【デメリット2:固定資産税など税金が高くなる】
住宅を解体すると土地の固定資産税・都市計画税が高くなります。
住宅が建っている敷地には土地の固定資産税・都市計画税の減税措置があります。
しかし、建物を解体することにより減税措置が利用できなくなり、固定資産税・都市計画税が高くなってしまうのです。
【デメリット3:再建築不可になる場合がある】
土地に建物を建築する場合、様々な法律の規制がかかります。
法律の中には再建築をしてはいけないと定めている法律があり、その法律の内容に抵触した場合には解体後に建物を再建築できません。
たとえば、都市計画法に定めている市街化調整区域などが再建築不可の制限に該当します。
市街化調整区域内では農家が家を建てるなどの条件を満たさないと、自治体から再建築の許可が下りません。
解体費用を安く抑えるためのポイント
解体費用は様々な項目に影響され高くもなれば、安くもなります。
そして、項目の中には依頼者本人の行動で安くできる項目もあります。
本章では解体費用を安く抑えるためのポイントを解説します。
複数業者への見積もり依頼
複数業者へ相見積もりをすると、解体費用が安くなります。
多くの見積もりを比較すると安い業者を発見できたり、価格交渉をしやすくなったりします。
ただし、解体費用が安すぎる解体業者には注意しましょう。
ゴミ処分費用が安すぎる場合は不法投棄の可能性、養生費が安すぎる場合はホコリ飛散の対策をしないなどのリスクが発生してしまいます。
残置物の撤去は自分で行う
家の中に残置物がある場合は自分で撤去することにより、解体費用を抑えられます。
解体業者に残置物撤去を依頼できますが手間賃を取られてしまうため、自分で残置物を撤去したほうが安く済みます。
残置物を捨てるのが手間で解体費用が高くなってもいいと考えている方なら、解体業者に残置物の撤去を依頼してもよいでしょう。
補助金制度を活用する
各自治体によっては建物解体を補助してくれる場合があります。
補助を受けられる条件は各自治体によって異なっていたり、補助自体を行っていない自治体があるため、解体するときには事前に補助制度を確認しておきましょう。
各自治体が補助を行っているのかや大まかな内容だけ知りたい方は、各自治体の補助制度をまとめた「補助金情報」を参照ください。
また、補助制度の詳細まで知りたい方は、当社ブレインフォレストまで気軽にお問い合わせください。
解体工事の流れ
建物を解体するときには順序があり、順序を理解しておくことで解体工事をスムーズに進められます。
本章では解体工事の流れを5つのパートに分けて解説します。
1.見積もり
解体工事はまず見積もりを取得することから始まります。
見積もりのパートは次の順序で進めます。
(1)業者へ連絡
(2)現地調査
(3)見積もり
相見積もりするため、複数の解体業者へ連絡します。
解体業者を探す方法はホームページを検索する、地域情報誌を見る、不動産会社から紹介してもらうなどいくつかあります。
解体業者を見つけたら解体業者に解体現場の現地調査をしてもらいましょう。
現地を確認しないと正確な見積もり額が出ないため現地確認は必須です。
現地確認後、作成してもらった見積もりを比較検討し決定します。
2.解体準備
建物解体を依頼する業者が決まったら、解体を始める前に解体の準備をします。
解体準備のパートは次の順序で進みます。
(1)近所への挨拶
(2)現場準備
解体を行うとどうしても騒音や振動などが発生します。
そのため、解体現場の近所の方へ挨拶に行き、工期や解体中の問い合わせ先などを伝えて工事中のトラブルを防止します。
なお、近所の挨拶は基本的に解体業者が行ってくれますが、挨拶してくれるか念のために確認しておきましょう。
近所への挨拶が完了したら電気やインターネット、ガスなどを停止します。
3.解体工事
近所への挨拶や解体準備が終わったら、いよいよ解体工事が始まります。
解体工事のパートは次の順序で進みます。
(1)足場と養生
(2)内部解体
(3)建物解体
解体工事に入る前に足場や養生を設置します。
足場や養生を設置したら、建物内部の解体から始めます。
内部の解体を先に行うのは、内部解体で出た廃棄物を分別しなければならないからです。
内部の解体が終わったら建物自体を解体します。
4.廃材処理
解体工事をしつつ廃材を分け、解体工事が完了したら廃材を産業廃棄物処理場に運搬します。
廃材処理は細かく分けなければならず、処分も厳格に管理されています。
産業廃棄物処理をするときには、マニフェストと呼ばれる管理伝票を作成しなければなりません。
これは処理委託をした産業廃棄物が契約内容通りに処理されたかを確認するためのものです。
5.整地
解体工事をすると基礎を掘り起こすため、土地に高低差ができてしまいます。
土地にできた高低差をキレイに整地し、解体工事の工程は完了です。
また、整地と同時に解体で汚れた場所の清掃も行います。
戸建て住宅の解体は実績豊富なブレインフォレストにお任せください!
当社は丁寧な施工と納得できる価格で支持をいただき、創業8年で7,000件以上の工事をさせていただいています。
年間1,200件以上施工しており、一戸建て解体のご依頼も数多く頂きました。
一戸建て解体の詳細については「戸建住宅」を参照ください。
立地条件や建物の状態をしっかり判断し、ご納得いただけるお見積もりを提示いたしますのでお気軽にご相談ください。
当社の経営理念は「らしからぬの追求」です。
【解体屋らしからぬ解体屋】をブランドフレーズに業界のイメージを変えたい一心で取り組んでいます。
らしからぬの定義
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解体屋らしからぬ解体屋として質の高い仕事内容を提供しております。
まずは解体の見積もりのご依頼をお待ちしております。
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